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平岡昌也 個展「うんう(雲雨) 名もなき樹」
~Wisely and slow. They stumble that run fast.~

場所:クリフガロ ☚タップ(Instagram) 

   沖縄市高原 6-2-8
TEL :098-953-7237
会期:6/22、23、27、28、29、30
  (MON.TUE.WED=CLOSED)
時間:THU-SAT 15:00-22:00 SUN 13:00-19:00

※オープニング・レセプション:6/22(SAT)19:00~(作家在廊)

名もなき樹
名もなき樹DM 裏.jpg

画家として活動をはじめて 20 余年、一貫して“恵みとしての雨”をテーマに絵画作品を制作。

ある日、何の変哲もない街路樹の凛とした佇まいに胸を打たれ、“名もなき樹”を描きはじめ ました。社会の要望を受け入れながら、片側(路面の反対側)だけ歪にたくましく成長する、 そんな“名もなき樹”に恵みの雨を添えた「うんう(雲雨)」シリーズを今回発表いたします。

また、絵画作品の制作にあたり、沖縄の街路樹を巡り撮影した写真を今回併せて展示いたします。それらの写真には、「瀬底島の見える道沿い」「ロウワ―・プラザ ゲート前」「沖縄県道74号沖縄嘉手納線のリュウキュウマツ」「渡口交差点」「米須建具看板前」「瑞慶覧交差点」「本部港塩川地区の木と運搬船」「東開発砂販売所前」といったタイトルがついています。

絵画作品の基となった逞しく美しい街路樹達の所在について、ぜひ想いを馳せていただけたらと思います。

1.jpg

うんう(雲雨) ~名もなき樹(Kitauebaru)~ 

オキコパンのトラックと一緒に_edited.jpg

オキコパンのトラックと一緒に

赤瓦の家の前

平岡昌也 Masaya Hiraoka 
1980 年生まれ、沖縄県在住。沖縄市のアートスペースARCADE代表。アーケイド絵画教室・沖縄こども美術教室主宰。 
主な展覧会に、「3号倉庫の作家たち 平岡昌也・森田加奈子 2 人展」ギャラリー58,東京(2024)、「風倉匠と3号倉庫の作家たち」ギャラリー58,東京(2023)、「うるまシマダカラ芸術祭」宮城島;浜比嘉島(2022,19)、「沖縄アジア国際平和芸術祭」沖縄(2020)、「大浦湾ピースアートプロジェクト2019」辺野古(2019)、「マブニ・ピースプロジェクト 沖縄」沖縄県平和祈念資料館(2019,18,17,16)、「 Swab Barcelona International Art Fair 2018」バルセロナ(2018)、「 ART FAIR ASIA FUKUOKA 2017」Hotel Okura Fukuoka,福岡(2017)、「 2016 イチハナリアートプロジェクト+3」伊計島(2016)、「 THE ART FAIR + PLUS-ULTRA 2014」スパイラルガーデン,東京(2014)、「 2012 International Contemporary Korean Painting Festival」韓国(2012)、「平岡昌也展 うんう」ギャラリーラファイエット,沖縄(2012)

※琉球漆喰(ムチ)について
 

琉球漆喰は、日本の3大漆喰の1つ。古来沖縄では、珊瑚を焼いてつくった生石灰に、稲わらと水を入れ、石うすで細かく砕き作っていました。その姿が、もちをつく様子に似ていたことから、ムチ(=もち)と呼ばれるようになりました。

ムチの材料となる“わら”は、沖縄の伝統行事・大綱挽の綱を再利用されています。那覇大綱挽は、家庭円満、商売繁盛、子孫繁栄、無病息災の想いのこもった伝統行事として那覇観光の名物の1つとなっています。本土復帰の前年、1971年の10月10日に復活した経緯から、「10・10那覇空襲(十・十空襲)」(じゅう・じゅうくうしゅう)で被害にあわれた方々への鎮魂の意味合いもあります。

沢山の方々の想いのこもった“わら”で絵を描くことを、近年の絵画制作で大切にしています。

那覇四町綱之図
作者不明、19~20世紀、930mm×1620mm

沖縄,イチハナリアートプロジェクト,画家,現代美術,平岡昌也
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