2017 イチハナリ アート プロジェクト+3
うんう(雲雨) 願 ~亀が背負う山~
「むかし 近所のおばぁが言ってたんだ。
亀が甲羅の上に背負う山には 不老不死の仙人が住んでるって。」

素材:真鍮無垢
サイズ:25mm×25mm
制作年:2017年
画家にとって、眼の前の世界とどのように向き合うかということは、
どのように絵を描くかということと同様の意味を持つのだと思います。
私にとってのそれは、ただただ願うこと、祈ることそのものだと言えます。
亀の形をした小さな島が背負う、勇ましく美しい山。
ご存知の通り、すでに向こう側の景色は一変しています。
削岩された岩は何処へ運ばれるのでしょうか。
私たちが暮らす風景も、私たち自身も日々変化していますが、時には足をとめて、変わらないこと・残すこと、もしくは素朴なことへの慈しみにあふれた眼差しを大切にしたいと、常々想うのです。
変化の渦中にある風景に、恵みの雨が降りそそぐことを願い制作する「幸せのコイン」シリーズ。
どうか この景色に恵みの雨が降りそそぎますように。
島への想い、島の想い、島の記録、島の記憶、イチハナリの記録、イチハナリの記憶、あの土地の記憶、あの土地の想い。
10年後も20年後も。100年後も。
未来へ語り継がれることを願い つくりました。
※風車付近にコインが埋まっています。ぜひ一枚お持ち帰りください☆
この碧い2点は、幸せのコイン制作の基となる原画、「うんう(雲雨) -景ikei-」。
時間の流れと共に表情(色味)を変える琉球漆喰を使用。
こちらの作品は、WEB SHOPにてご購入いただけます。

うんう(雲雨) -景Ikei-
素材:ムチ(琉球漆喰)、
アクリル絵具
サイズ:333mm×333mm
制作年:2017年

うんう(雲雨) -景Ikei 2-
素材:ムチ(琉球漆喰)、
アクリル絵具
サイズ:227mm×227mm
制作年:2017年
展示場所への行き方

駐車場(伊計漁港)に車を停め、イツクマの浜を目指してください。

イツクマの浜から続く防波堤沿いの道を、セ-ナナー方面へ進みます。

防波堤の最後まで進みます(徒歩3分~5分)。劇場型の岩場が見えてきます。

防波堤の最後まで着いたら、階段をおりて行きます。

この岩場が展示場所です。キラキラした風車の周辺に、幸せのコインが埋まっています☆